『インボイス』ってなに?

インボイス=invoiceとは、英語で「商品の明細が付いた請求書」を意味します。(日本語に翻訳するときは「送り状」等と訳されることもあります。)もう少し簡単にすると、請求書・明細書・納品書の3つが1つになったものということになります。
2023年より始まる予定のインボイス制度では「インボイス」を「適格請求書」としています。この「適格」とは「法律で定められた事項を記載している(明細ごとに税額や消費税率が記載されている)」ということです。消費税が8%と10%の2つの税率があり、どの商品にいくらの消費税がかっているのか、それを売る人・買う人・税務署の誰が見ても分かるようにするためのものが、適格請求書(インボイス)なのです。
そして、この適格請求書を発行・保存することで、控除を受けられるようになります。※但し、発行・保存できるのは「適格請求書発行事業者」だけになり、発行事業者は事前に税務署への届出が必要です。
*参考資料:①goo辞書 ②中田敦彦のYouTube大学【復習】


『法律で定められた事項』って何があるの?

①インボイス発行事業者の氏名又は名称及び登録番号
②取引年月日
③取引内容(軽減税率の対象品目である旨)
④税率ごとに区分して合計した対価の額(税抜き又は税込み)及び 適用税率
⑤消費税額等(端数処理は一インボイス当たり、税率ごとに1回ずつ)
⑥書類の交付を受ける事業者の氏名又は名称
この6項目を記載しておく必要があります。実際に適格請求書を作ってみると・・・

次回のインボイス制度は、免税事業者と課税事業者についての掲載をする予定です。インボイス制度についての詳細情報は「国税庁:特集インボイス制度」を参照ください。